日本の金融大手がXRPとBTCのためのETF申請を行った

日本の金融大手SBIホールディングスは、デジタル資産に焦点を当てた投資商品の分野で重要な一歩を踏み出しました。同社は、XRPとビットコインに特化した2つの別々の取引所上場投資信託(ETF)の申請を行いました。また、SBIは金と暗号資産を組み合わせた革新的なETFにも取り組んでいます。

東京を拠点とするSBIホールディングスが発表した2025年第2四半期の財務結果報告書によると、暗号資産と従来の金融商品をハイブリッドモデルで提供することが、同社の長期的な戦略の一環として位置づけられています。SBIの投資部門であるSBIグローバルアセットマネジメントが準備したこれらのETFは、個人投資家と機関投資家の両方に魅力的な商品を提供することを目指しています。

Rippleとの継続的なオーガニック関係

報告書では、SBIのRippleとの戦略的関係についても言及されています。同社はRippleの9％を保有しており、XRPを使用した国際送金サービスを2021年から日本で積極的に提供しています。また、Rippleが開発した新しいステーブルコインRLUSDが日本企業のVC Tradeプラットフォームに上場されることも話題になっています。

ゴールドと暗号資産が一緒に

SBIの申請した他の注目すべきファンドは、伝統的な金融の安全な避難所である金と暗号資産を組み合わせています。このハイブリッドファンドは、投資家にボラティリティをバランスさせる機会を提供し、ポートフォリオに対してインフレーションからの保護とデジタル資産の潜在的なリターンを享受するチャンスを与えています。

戦略的成長と顧客基盤の目標

SBIホールディングスは、2029年までに3000万の投資口座の目標に沿って、攻撃的な成長戦略を採用しています。会社の2025年第2四半期の純利益は、昨年に比べて295.9%増の846億日本円に(572百万ドル)に達しました。この成長には、デジタル資産とプライベートエクイティ投資が重要な役割を果たしたことが強調されました。

顧客基盤が拡大する中で暗号資産取引も拡大しています

SBIレポートによると、同社の暗号資産関連会社であるSBI VC TradeとBITPointの総顧客数は、過去1年間で91.9％増加し、170万人に近づいています。この増加は、クレジットカードのポイントをBTC、ETH、XRPに変換できる新しいロイヤリティプログラムと、銀行と株式の統合が効果を発揮したことが指摘されています。

XRPによるロイヤルティプログラム：暗号を促進する統合モデル

SBIは、暗号資産の普及のために、従来の金融との統合政策を加速しています。報告書によると、SBIホールディングスとSBIグローバルアセットマネジメントは、2020年以降、XRPを株主報酬として配布しています。また、クレジットカードユーザーはポイントをBTC、ETH、またはXRPに交換することができます。これらのプログラムのおかげで、SBI VCトレードの個人顧客基盤は急速に拡大しており、プラットフォームの総資産規模は2025年7月までに6000億を超えました。SBIホールディングスはこの戦略で日本のリーディング暗号取引所になることを目指しています。

この記事は投資のアドバイスや提案を含んでいません。すべての投資および取引にはリスクが伴い、読者は判断を下す際に自分のリサーチを行うべきです。